MacBook1台でシンセポップを作るDTMer Yuukiのブログ

DTM機材を購入する際の優先順位とは?

2021/10/21
 
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シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

こんにちは、Yuukiです。

DTM機材を最低限そろえたけど、次に購入する機材は何がいいんだろう。

こういった疑問に答えます。

 

ぼくもDTMで曲作りを始めてしばらく経った頃、次の機材購入の優先順位で悩んだことがありました。

 

ですが、今ではDTM歴10年以上の経験があり、ステップアップする為に必要な機材や購入の際の優先順位がわかるようになりました。

 

この記事では、DTM初心者の方に向けて機材購入の際の優先順位のつけ方について解説します。

 

DTM機材を購入する際の優先順位とは?

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PC、DAW、MIDIキーボード、オーディオインターフェイスなど、最低限必要な機材が一通りそろっているなら、次に揃える機材の優先順位としては、

・ソフト音源

・モニター系の機材

・プラグインエフェクト

こういったものを優先的に購入した方が良いです。

 

なぜなら、音源がショボければインスピレーションも湧かないし、モニター環境が悪ければ正しいミックスもできないからです。

 

プラグインエフェクトは、まずはDAW付属のものでも十分ミックスはできるので一番最後に考えればいいと思います。

 

ただし、本質としては、自分の制作環境で弱い部分は何か?というのを考えるべきです。

 

例えば、音源は十分持っているけど、安いPC用のスピーカーでミックスをしている、というのであれば、優先順位の一番はモニタースピーカーやヘッドホンになります。

 

いずれにしても、今の制作環境を一度見つめ直して問題点を明確にする必要があります。

 

なので、優先順位は人によって違う場合もあります。

 

優先順位が高いもの1 ソフト音源

音源に関しては、DAW付属のものだと欲しい音が無かったり、音がショボく感じたり、作品が増えてくるにつれて不満が出てきます。

 

音源が欲しいということは、それだけ曲を作っているという証拠です。

 

DTM環境だけは揃えたけど、肝心の曲作りをしてないという人は、そもそも音源が欲しいとは思わないはずです。

なので、音への欲求があるのは成長してる証とも言えます。

 

新しい音源を購入

早く試したい

曲作りのモチベーションが上がる

こういった流れにもつながるので、音源の購入は優先順位としては高いと思います。

 

【おすすめの音源】

ただ、モチベーションが上がるからといって、あれもこれも買っていたらキリがありません。

そこで、最初に買うべきなのが、Native Instruments「KOMPLETE」です。

 

KOMPLETEとは、NIのソフト音源やエフェクトをまとめたバンドル製品のことです。

 

おすすめする3つの理由

・ほぼオールジャンルの音源を網羅している

・膨大な音色も専用ソフトで管理しやすい

・コスパが良い

 

ほぼオールジャンルの音源を網羅している

中身は、シンセ系、ドラム系、生音系、オーケストラ、民族楽器、マルチ音源、エフェクト、、、などあらゆるジャンルの音源を網羅しています。

 

膨大な音色も専用ソフトで管理しやすい

専用のKomplete Kontrolソフトウェアというプラグインを使って全ての音色にアクセスできるので、目的の音色もすぐに探すことができます。

 

コスパが良い

KOMPLETEの音源は個別に買うこともできますが、バンドルで買った方が断然お得です。

個別購入:930,500円

バンドル購入:72,400円

差額:858,100円

72,400円でも高いとは思いますが、個別にいろんな音源を3〜5個くらい買えばこの金額は余裕で超えますので、むしろ安いですね。

 

プラスαで、KOMPLETEは業界標準とも言われ、プロアマ問わず多くの人が使っています。音のクオリティも良いですし、使い方もネットの記事や動画ですぐに調べることができます。

 

このように、あらゆるジャンルに対応できて音色の管理もしやすく、コスパも良くておすすめの音源です。

 

 

体験談:KOMPLETE音源を単品で買って損した話

ぼくはソフト音源を導入し始めた頃、いろいろな音源をカテゴリー毎にそろえていったんですが、今となっては最初からKOMPLETEを買っておけばよかったと思っています。

 

なぜなら、そのカテゴリー毎にそろえた音源は、KOMPLETEにだいたい似たような音が入っていたからです。

 

DTMを始めて何年も経ってからKOMPLETEを買ったんですが、もっと早く知っていれば無駄に音源を買わなくて済んだのにと少し後悔しています……

中には、KOMPLETEに収録されている音源を単品で買ったものもあります。もったいない。

 

なので、音源を購入するなら、まずKOMPLETEを買う。

KOMPLETEに無い音色が欲しければ、別の音源を買い足す。

この順番がいいと思います。

 

優先順位が高いもの2 モニター系の機材

モニター系の機材に関しては、ヘッドホンやモニタースピーカーがあります。

この中でどちらが優先順位が高いかと言われればヘッドホンではないかと思います。

 

なぜなら、スピーカーはパソコン内蔵のものでも音は出せるし、もし手持ちのBluetoothスピーカーがあればそれでも代用できるからです。

 

ヘッドホンはレコーディング時にも必須ですし、ミックス時の細かい音のニュアンスを聴き取るのもやはりヘッドホンの方が有利です。

 

モニタースピーカーもヘッドホンも同時にそろえるのがベストですが、予算の都合があるなら優先するのはヘッドホンが良いと思います。

 

 

■定番はSONY「MDR-CD900ST」

ヘッドホンの定番といえば、SONY「MDR-CD900ST」ですね。

いろいろな記事で、みなさん口をそろえて言っています。

 

ですが、重要なのは音を実際に聴いて決めるということです。

 

音やヘッドホンの着け心地は人によって好みが違うので、実際に体験した方が間違いがないです。

 

なので、レビューなどを参考にしつつ、可能であれば楽器店や家電量販店などで実際に試してみることをおすすめします。

 

 

【個人的なおすすめ】

個人的には、レコーディング用はMDR-CD900ST、リスニングやミックスにはMDR-7506がいいと思っています。

 

900STは、プロの現場でも使われていて、解像度が高く細かい音まで聴き取れます。

 

音の傾向としては基本的にフラットで味付けは無い感じですが、少しドンシャリっぽいです。

欠点を挙げるとすれば、音が耳に突き刺さるような印象があり、ミックスにはあまり向かないこと。

あと、長時間着けていると耳が痛くなること。

 

なので、短時間で集中して行うレコーディング向きのヘッドホンだと思います。

 

 

対して7506は、音が少し柔らかい印象があります。

イヤーパッドの付け心地も良く長時間着けていても耳が痛くなりにくいです。

なので、どちらかと言えばリスニングやミックス向きかと思います。

 

もちろん、レコーディングでも使えますが、900STと違い「カールコード」になっているのでコードが短いです。

ぼくも実際に使っていますが、レコーディングでは若干取り回しが悪く使いにくいと感じることがあります。

 

なので、レコーディング用はMDR-CD900ST、リスニングやミックスにはMDR-7506というふうに使い分けるのがいいと思います。

 

もっと詳しく知りたい方は、MDR-7506をレビューした記事がありますので、よかったら参考にしてみてください。

 

 

■モニタースピーカーは部屋の広さで選ぶ

モニタースピーカーに関しては、設置する部屋の広さ次第で選ぶ商品が変わってきます。

 

選び方はシンプルで、広い部屋なら大きいスピーカー。狭い部屋なら小さいスピーカーを選べばオッケーです。

 

もし狭い部屋に大きいスピーカーを置いても、そもそもそこまで大きい音が出せないので、そのスピーカー本来の実力を発揮できません。

 

なので、一般的な住宅の一部屋がだいたい6畳間とかが多いので、それに適した大きさのスピーカーを選ぶのがベターです。

 

 

6畳間に適したサイズのスピーカー3つ

この辺りがおすすめです。

 

PreSonus Eris E3.5に関しては、レビュー記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

優先順位は低め プラグインエフェクト

プラグインエフェクトに関しては、優先順位は低めです。

 

なぜなら、DTM初心者のうちは、購入しても、そもそも使いこなすことが難しいからです。

 

購入するタイミングとしては、音源やモニター環境が整ってきて、かつ曲も20~30曲作れるようになってからで十分です。

 

それまではDAW付属のプラグインエフェクトを使い倒しましょう。

 

もし、次のような状況になればプラグインを追加してもいい時期です。

「DAW付属のコンプの効きが微妙だと感じる」

「ミックスのクオリティを上げたい」

「いろいろなサウンドアプローチを試したい」

このような欲求が生まれれば、かなり曲作りにも慣れてきた証拠だと思います。

 

おすすめのプラグインエフェクト3つ

この辺りをそろえれば、曲作りの幅も広がると思います。

 

気になるものがあればぜひチェックしてみてください。

 

まとめ

今回は、DTM機材を購入する際の優先順位について解説しました。

 

もう一度まとめると、

・今の制作環境の問題点を明確にする

・音源やモニター系の機材は優先順位が高め

・プラグインエフェクトはDAW付属のものを使い倒してからでOK

 

この記事がお役に立てば幸いです。ぜひ参考にしながらDTM環境をブラッシュアップしてみてください!

 

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シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

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