【オーディオインターフェース】Audient EVO4レビュー
こんにちは、Yuukiです。
基本的にはDTMでボーカル録音とかの使用がメインだけど、画面収録で音も一緒に録ってみたい。 EVO4の使用感や実際に使った人のレビューを知りたい。
こういった疑問に答えます。
僕は、普段のレコーディングはもちろん、ループバック機能でDAWの画面と音声を一緒に収録したくて「EVO4」を購入しました。
結論、ループバック機能は使い勝手が微妙でしたが、その他の機能や音質は素晴らしかったです。
今回は、EVO4を実際に使ってみたので、レビューしていきます。
Audient EVO4レビュー
他社のオーディオインターフェイスと比べると使い方が少し特殊ですが、結論、おすすめです。
EVO4のおすすめポイント4つ
- 音が良い
- スマートゲインが超便利
- EVO Controlアプリが超便利
- デスクを占領しないコンパクトさ
それでは、詳しく見ていきましょう。
ポイント① 音が良い
宅録レベルなら十分満足できる音質です。
音の印象としては、
低域は少し弱い
ざっくりとこんな感じの音質です。
EVO4の価格は13000円くらいですが、この価格帯の他社製品と比較してもまったく見劣りしない音質だと思います。
低価格帯の製品には、アウトプットの最大出力小さいモノもありますが、EVO4はメイン出力もヘッドホン出力もかなり大きい音が出せますよ。
プラスαで、ボリュームを上げていっても「サーッ」というホワイトノイズは出ません。
ポイント② スマートゲインが超便利
EVO4には、スマートゲインモードという機能があります。
どういう機能かというと、簡単に言えば、レコーディング時の入力レベルを自動で設定してくれる機能です。
やり方も簡単です。
- マイクを接続する
- スマートゲインのボタンを押す(緑のボタン)
- マイクに向かって歌う
たったこれだけで最適な入力レベルに調整してくれます。
あとはDAWの録音ボタンを押すだけです。
スマートゲインを使うメリット
何度も微調整しなく済む
音割れ、歪みを避けられる
レコーディング時によくありがちなのが、入力レベルを大きくしすぎて、音割れしてしまったということ。
こういうことってよくあります。僕も何度も経験してきました。
あとから修正することもできますが、とはいえ手間ですよね。音割れしないに越したことはないです。
他社では見かけない機能なので、これだけでもEVO4は価値がある機種だと思います。
ポイント③ EVO Controlアプリが超便利
本体に触らなくても、専用アプリから操作できます。
ファンタム電源オンオフ
ミュート
スマートゲイン
こういった本体の機能を全てPCから操作できます。
MacならPCの音量調節ボタンと連動する
普通は、オーディオインターフェースのボリュームノブを直接回さないと、音量って変えられないと思います。
僕はMacBookを使っているんですが、このEVO4に関しては、メインボリュームの調節がMacの本体からもできてしまいます。
何気にこれが超便利で、Macのファンクションキーを押すと音量が変えられます。
もちろん、Macの画面右上にあるコントロールバーからも操作できます。
ポイント④ デスクを占領しないコンパクトさ
EVO4はとても小さくてコンパクトです。
高さ:67mm
奥行:67mm
重量:360g
サイズ感としては、手のひらに乗るくらいの大きさです。
小さくてコンパクトであることのメリット
持ち運びしやすい
主にこの2つかと思います。
特にデスクを占領しないコンパクトさというのは、とても重要だと僕は考えています。
無駄に大きいオーディオインターフェースはデスクを占領するので、邪魔です。
これは僕の作業デスクです。
EVO4はデスクの隅に置いて目立たないようにしています。
こういった感じで、なるべくデスクはスッキリさせておくことで、集中力が上がり、結果として作業効率も上がります。
ちなみに、この距離だとEVO4を直接操作することはできません。なので、PCから操作できることにとてもメリットを感じています。
EVO4の良くないところ
ここまで、EVO4のおすすめポイントやメリットをお伝えしてきました。
ここからは、使っていて感じたデメリットについても見ていきましょう。
EVO4のデメリットは2つ
メイン出力とヘッドホン出力が同時に出せない
ループバックが使いづらかった
これは、もしかしたら僕の使い方が間違っているのかもしれないんですが、結論、微妙でした。
僕は、DAWの解説動画をたまに作るんですが、EVO4だとマイクの音声が上手く収録できなかったんです。
仕様なのかもしれませんが、音声が片方からしか出力されないという状態になります。
あれこれ調べたり、試したりしましたが、結局諦めました。
あと、ループバックを使うのに、PCの設定を変えたりしないといけないので面倒です。
結論、ループバックに関しては、スタインバーグ社の「URシリーズ」が使いやすいと思います。
ちなみに、僕は以前「UR22mk2」を持っていて一度手放したんですが、ループバックを使うためにもう一度買い直しました。
メイン出力とヘッドホン出力が同時に出せない
これも割と致命的だと思うんですが、モニタースピーカーとヘッドホンを同時に出力できないです。
ほとんどのオーディオインターフェースって、メイン出力用とヘッドホン出力用で個別に2つのボリュームノブがあります。
なんと、EVO4にはこれがないんです。
仕様としては、ボリュームノブは一つしかなくて、ヘッドホンを接続すると、メイン出力はミュートされます。
ヘッドホンを本体から外すと、メイン出力から音が出ます。
つまり、どっちか一つからしか音は出ません。
切り替えるのに、わざわざヘッドホンを本体から外さないといけないんです。
もう慣れたんですが、最近では、作業のやり方を少し変えてみました。
僕の作業環境は、割と大きい音が出せる場所なので、基本的にはモニタースピーカーで作業します。
夜中とかも基本は作業しないので、よくよく考えるとヘッドホンを使うことってそんなに多くないことに気づきました。
ヘッドホンを使う作業は、レコーディングとミックスになります。
レコーディングでは、全てのテイクを録り終わって、後日音源を確認するので、その場で出力を切り替える必要はない。
ミックスでは、ヘッドホンで作業して、全体を確認するときにモニタースピーカーに切り替える。
こんな感じで、作業を見直すと、なんとなく無駄が多かったのかなと思ったりします。
なので、僕のデスクには普段はヘッドホンは置いてなくて、使う時だけ出すようにしてます。
そのほうが、デスクもスッキリして見えますしね。
とはいえ、作業の仕方を大きく変えないといけない場合もあるので、ここは一応デメリットとして紹介しておくことにしました。
おまけプラグイン
EVO4を購入して、ユーザー登録すれば、DAWやプラグイン・ソフトを無料でダウンロードできます。
無料でダウンロードできるDAW&プラグイン
・Retrologue 2
・M-Tron Pro LE
・Torpedo Wall of Sound
・Subito Piano
・Waldorf Edition 2 LE
・Produce Like A Pro™
・Loop cloud
個人的におすすめなのが「Retrologue 2」というアナログ・シンセ。
普通に買えば、11,000円するのでこれだけでも十分価値がありますね。
テクノとかシンセポップ系を作りたい人にはかなりハマる音源ですよ。
まとめ
今回は、Audient EVO4を実際に使ってみた感想をレビューしてみました。
EVO4のおすすめポイント4つ
- 音が良い
- スマートゲインが超便利
- EVO Controlアプリが超便利
- デスクを占領しないコンパクトさ
今までのオーディオインターフェースとはちょっと違った機能や使い方なので、最初は戸惑いましたが、今ではかなり気に入っています。
レコーディングに特化した機能、デザインやコンパクトさにメリットを感じる方には、特におすすめできると思います。
ぜひ、EVO4を試してみてください!