【簡単】ミックスでボーカルをオケに馴染ませるための4つの手順

こんにちは、Yuukiです。
ボーカルをオケに馴染ませるにはどうしたらいいんだろう、、
今回はこういった疑問に答えます。
昔の僕も、ミックスを始めたばかりの頃は、ボーカルがオケに馴染まないことで悩んでいました。
ですが、今ではDTM歴10年、100曲以上のミックス経験から、ボーカルをオケに馴染ませるコツが分かってきました。
そこでは今回は、DTMミックスでボーカルをオケに馴染ませるためのコツや手順を解説します。
もくじ
ボーカルをオケに馴染ませるための4つの手順
ボーカルミックスの手順は次の通り
手順2:コンプで音を揃える。
手順3:ピッチ補正を行う。
手順4:リバーブとディレイで音作り。
上記の処理を行えばオケに馴染んだボーカルトラックが完成します。
では、詳しい手順を見ていきましょう。
手順1:イコライザー(EQ)でローカット。
イコライザー(EQ)は、周波数をコントロールして音質を変化させるエフェクターです。
◼️EQの設定:ローカットして、中高域を少しブースト
・3~4kHzを少し(1.5~2dB)ブースト
上記の設定で、低音のモッサリした感じが無くなりオケに馴染みやすくなります。
イコライザーについては、「音質をコントロールするイコライザー(EQ)の基礎知識」という記事でも解説しています。ぜひ読んでおいてください。
手順2:コンプで音を揃える。
コンプレッサー(コンプ)は、音の強弱を均一に揃えるエフェクターです。
◼️コンプの設定:アタックは早めから中間くらい。リリースは少し長め
・リリース 180~230
・レシオ 2:1〜4:1
上記の設定にします。
ゲインリダクションは常に5~6dB振れるくらいでスレッショルドを下げていってください。
あとは下がった分の音量をゲインで戻せばOKです。
手順3:ピッチ補正を行う。
録音したボーカルトラックの音程が完璧なら、それに越したことはありませんが、残念ながらそんなことはかなり稀です。
ボーカルミックスの工程では、ピッチ補正は必須です。
そこそこのテイク数本録ってピッチ補正ソフトで修正したほうが良いと僕は考えています。
手順4:リバーブとディレイで音作り。
EQとコンプの処理だけでも音がスッキリして安定してきたはずです。
さらに「リバーブ」と「ディレイ」でボーカルトラックに磨きをかけます。
下記は、WAVESの「Rverb」というリバーブのプラグインです。
僕はいつも、ボーカル用の「Vocal Plate」というプレートリバーブのプリセットを選択します。
ディレイに関しては、「WAVES Super Tap」というプラグインを使っています。
下記の設定は、いわゆる「ショートディレイ」で、ボーカルにも良く馴染む設定になります。
ちなみに、この設定はキックやベース以外の他の楽器にも使えますよ。
僕が使っているWAVES製のプラグインは、下記のバンドルがおすすめです。
ボーカルミックスの前に「良い音」で録れているかも大事
最後に、ひとつ確認してほしいことがあって、
何かと言うと、「ちゃんと良い音でボーカルを録れてますか?」ということ。
ちゃんとコンデンサーマイクを使ってますか?
実は、ミックス以前に、録音された素材の音質ってかなり重要です。
素材が悪いといくらミックスでどうにかしようとしても難しいですからね。
◼️体験談:安物マイクからコンデンサーマイクに変えて音質激変した話
僕も初心者の頃は、安物のダイナミックマイクでボーカル録音してました。
でも、いくら頑張ってEQとかいじっても思ってる音にならなかったんですよね、、、
それからしばらくして、オーディオテクニカの「AT4040」というコンデンサーマイクに変えました。
結論、はっきり言って、別次元の音になりましたよ。
かなり衝撃的でした。
このマイクに変えてから気づいたのは、「EQでの音作りは最小限で良い」ということ。
元々の音が良いので、過剰なEQは必要ないんですね。
なので、今回ご紹介した、「ローカット&中高域少しブースト」くらいの処理で音が十分決まりますよ。
ちなみに、現在も愛用中のマイクです。
まとめ
今回は、ボーカルをオケに馴染ませるための4つの手順をご紹介しました。
もう一度まとめると、
2.コンプで音を揃える。
3.ピッチ補正を行う。
4.リバーブとディレイで音作り。
これらの処理をするだけで、あなたのボーカルトラックは見違えるほどオケに馴染んで聴きやすくなるはずです。
あと、前提条件として、ちゃんとコンデンサーマイクで録音してくださいね。
ぜひあなたの作品でも試してみてください。