90年代風J-POPとテクノアレンジが得意なシンガーソングライター・DTM専門家 Yuukiのブログ

【簡単】ミックスでボーカルをオケに馴染ませるための4つの手順

2021/02/28
 
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シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

こんにちは、Yuukiです。

 

ボーカル録音してみたけど、オケに対してボーカルが浮いて聞こえるな、、、
ボーカルをオケに馴染ませるにはどうしたらいいんだろう、、

今回はこういった疑問に答えます。

 

昔の僕も、ミックスを始めたばかりの頃は、ボーカルがオケに馴染まないことで悩んでいました。

ですが、今ではDTM歴10年、100曲以上のミックス経験から、ボーカルをオケに馴染ませるコツが分かってきました。

 

そこでは今回は、DTMミックスでボーカルをオケに馴染ませるためのコツや手順を解説します。

 

ボーカルをオケに馴染ませるための4つの手順

ボーカルミックスの手順は次の通り

手順1:コンピングとピッチ補正を行う。

手順2:イコライザー(EQ)でローカット。

手順3:コンプで音を揃える。

手順4:リバーブとディレイで音作り。

上記の処理を行えばオケに馴染んだボーカルトラックが完成します。

 

では、詳しい手順を見ていきましょう。

 

手順1:コンピングとピッチ補正を行う。

録音したボーカルトラックの音程が完璧なら、それに越したことはありませんが、残念ながらそんなことはかなり稀です。

 

そこで、ボーカルミックス最初の手順としては、コンピングとピッチ補正でボーカルトラックの土台を整えます。

 

コンピングとは、複数のボーカルテイクの中から良い部分だけを組み合わせて、ベストテイクを作る作業のことです。

 

コンピングでベストテイクが出来上がったら、ピッチ補正をかけていきます。

 

まずは、この工程を行うことで、ボーカルの安定度が増してオケに馴染みやすくなるかと思います。

 

ピッチ補正ソフトに関しては、下記の記事でおすすめを紹介しています。参考までにご覧ください。

 

 

手順2:イコライザー(EQ)でローカット。

ボーカルトラックの土台ができたら、プラグインエフェクトで音質を調整していきます。

 

まずは、イコライザー(EQ)です。

EQは、周波数をコントロールして音質を変化させるエフェクターです。

EQ.png

◼️EQの設定:ローカットして、中高域を少しブースト

・200Hz以下の低域をバッサリ切り落とす

・3~4kHzを少し(1.5~2dB)ブースト

上記の設定で、低音のモッサリした感じが無くなりオケに馴染みやすくなります。

 

イコライザーについては、下記の記事が参考になると思います。ぜひ読んでみて下さい。

 

手順3:コンプで音を揃える。

コンプレッサー(コンプ)は、音の強弱を均一に揃えるエフェクターです。コンプ.png

 

ボーカルは、音の強弱が激しいパートなので、コンプをかけることでボーカルの安定感が格段に良くなります。

 

◼️コンプの設定:アタックは早めから中間くらい。リリースは少し長め

・アタック 40~100

・リリース 180~230

・レシオ 2:1〜4:1

上記の設定にします。

 

 

ゲインリダクションは常に5~6dB振れるくらいでスレッショルドを下げていってください。

あとは下がった分の音量をゲインで戻せばOKです。

 

 

手順4:リバーブとディレイで音作り。

EQとコンプの処理だけでも音がスッキリして安定してきたはずです。

さらに、空間系エフェクトの「リバーブ」と「ディレイ」でボーカルトラックに磨きをかけます。

 

リバーブ:残響を付加するエフェクト

ディレイ:やまびこ効果を付加するエフェクト

 

この2つを併用することで、ボーカルトラックに奥行きと広がりを作りオケに馴染みやすくしていきます。

 

下記は、WAVESの「Rverb」というリバーブのプラグインです。

僕はいつも、ボーカル用の「Vocal Plate」というプレートリバーブのプリセットを選択します。

リバーブ.png

 

ディレイに関しては、「WAVES Super Tap」というプラグインを使っています。

下記の設定は、いわゆる「ショートディレイ」で、ボーカルにも良く馴染む設定になります。

ディレイ.png

ちなみに、このディレイの設定はキックやベース以外の他の楽器にも使えますよ。

 

僕が使っているWAVES製のプラグインは、下記のバンドルがおすすめです。

WAVES ( ウェーブス ) / Gold Bundle

 

 

よくある質問:空間系エフェクトはセンドとインサートどっちでかける?

プラグインエフェクトをかける際、センドとインサート2種類のかけ方があります。

 

センド:エフェクト専用のトラックにプラグインを立ち上げ、各トラックにエフェクトを送る。

インサート:各トラックに直接エフェクトを立ち上げる。

それぞれの違いは上記の通り。

 

結論、空間系エフェクトに関してはセンド、EQやコンプなどはインサートが基本です。

 

例えば、リバーブをかける場合。

エフェクト専用のトラックにリバーブを1つ立ち上げておけば、同じ設定のリバーブをボーカルだけではなく、ギターやピアノなどにも送ることができます。

 

各トラックには、エフェクトを送る量を調整できるフェーダーがついていますので、同じ設定のリバーブでも、トラックごとにかかり具合を調整できます。

 

リバーブは基本的に1曲を通して設定が変わることがないエフェクトです。

なので、センドでトラックごとに送る量だけ変えればいいということです。

 

逆に、EQやコンプはトラックごとに設定が変わります。

ドラムと同じ設定のEQをボーカルにもかける、ということはないです。

なので、EQやコンプに関しては、各トラックに直接立ち上げて、それぞれ音作りが必要になります。

 

 

ボーカルミックスの前に「良い音」で録れているかも重要

最後に、ひとつ確認してほしいことがあって、

何かと言うと、「ちゃんと良い音でボーカルを録れてますか?」ということ。

 

適当な安物のダイナミックマイクとかで録音してないですか?

ちゃんとコンデンサーマイクを使ってますか?

 

実は、ミックス以前に、録音された素材の音質ってかなり重要です。

素材が悪いといくらミックスでどうにかしようとしても難しいですからね。

 

◼️体験談:安物マイクからコンデンサーマイクに変えて音質激変した話

僕も初心者の頃は、安物のダイナミックマイクでボーカル録音してました。

でも、いくら頑張ってEQとかいじっても思ってる音にならなかったんですよね、、、

 

それからしばらくして、オーディオテクニカの「AT4040」というコンデンサーマイクに変えました。

 

結論、はっきり言って、別次元の音になりましたよ。

「コンデンサーマイクってこんなにクリアな音で録れるんだ!」

かなり衝撃的でした。

 

このマイクに変えてから気づいたのは、「EQでの音作りは最小限で良い」ということ。

元々の音が良いので、過剰なEQは必要ないんですね。

 

なので、今回ご紹介した、「ローカット&中高域少しブースト」くらいの処理で音が十分決まりますよ。

 

下記の記事でも紹介しています。

 

ちなみに、現在も愛用中のマイクです。

 

まとめ

今回は、ボーカルをオケに馴染ませるための4つの手順をご紹介しました。

 

もう一度まとめると、

手順1:コンピングとピッチ補正を行う。

手順2:イコライザー(EQ)でローカット。

手順3:コンプで音を揃える。

手順4:リバーブとディレイで音作り。

 

これらの処理をするだけで、あなたのボーカルトラックは見違えるほどオケに馴染んで聴きやすくなるはずです。

あと、前提条件として、ちゃんとコンデンサーマイクで録音してくださいね。

 

ぜひあなたの作品でも試してみてください。

 

WAVES ( ウェーブス ) / Gold Bundle

 

 

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シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

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