MacBook1台でシンセポップを作るDTMer Yuukiのブログ

疲れた耳をリセット!完成した曲は一度寝かせてからチェックしよう

2020/06/16
 
この記事を書いている人 - WRITER -
シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

こんにちは、シンガーソングライターのYuukiです。

あなたは曲作りをしていてこんな経験はありませんか?

  • 完成したメロディやアレンジを次の日に聴いたら、前日までと少し印象が違った。
  • いい感じに録れたと思ったボーカルトラックが、時間が経ってから聴くとイマイチだった。
  • ミックス後の曲を後から聴いてみると、バランスが悪いことに気づいた。

このように、作業している時はいい感じだと思っていたのに、時間が経ってから冷静に聴いてみるとイメージと違うと思うことは多いです。

 

メロディやアレンジを考える時に限らず、レコーディング後、ミックス、マスタリングなどあらゆる場面で起きる現象です。

これは、作業が長くなるにつれて、耳が疲労して正しい判断ができなくなってくるのが原因です。

 

ただ、このこと自体は曲作りをしていれば必ず起きてしまうことなので悪いことではありません。

 

今回は、完成した曲をより良くするための「曲を寝かせる」ということについて解説します。

 

 

耳が疲れた状態では冷静な判断はできない

長時間の作業の末、いざ曲が仕上がっても、その段階で完成のサインを出すのは危険です。

長時間作業したあとの僕たちの耳は、同じ音やフレーズを何度も聴いています。

それにより、耳がとても疲れた状態になります。

そして、次の日や時間が経った状態で同じ音源を聴くと、「あれ、こんな風に仕上げたっけ?」という違和感を感じるのです。

 

長時間作業をしてすぐに「この曲は完成」という判断をするべきではありません。

このように、耳が疲労した状態では冷静な判断はできないのです。

 

パソコンも長時間使い続けるより、適度に休憩させた方がパフォーマンスが高いように、僕らの耳も時間を置いてからの方が曲の仕上がりの良し悪しを冷静に判断できるのです。

 

 

曲を寝かせるとはどういうことか

曲が一旦完成したと思ったら、あえてその曲から一度距離を置きます。

数日間、その曲をいっさい聴かないようにするのです。

このように、数日間、仕上がった曲から距離を置くことを「曲を寝かせる」といいます。

 

長時間に渡る作業のあとは耳が疲れ切っていて、冷静な状態で曲を聴くことができません。

本当はバランスが崩れている状態なのに、「良い」という判断をしてしまいがちです。

そこで、あえて時間を置くことで耳をリセットして、新たな気持ちでバランスや曲の流れ、フレーズや音色などを確認するのです。

これを何度か繰り返して最終的な完成を目指していきます。

 

 

いつも聴く環境で確認すると問題点が見えやすい

自分が作った曲は、客観的な視点で聴くのが難しいものです。

そこでおすすめなのが、いつも音楽を聴く環境で自分の曲を聴いてみるということです。

例えば、移動中に曲を聴くのであれば、車や電車の中などです。

車ならカーステレオ、電車ならiPhoneやiPodです。

このような環境であれば、自分の曲を俯瞰して聴くことができますし、他の曲と比較してバランスや音量なども確認することができます。

曲を寝かせたあとは、カーステレオやiPhoneなど、普段あなたが曲を聴く環境で確認してみると問題を見つけやすくなります。

 

 

まとめ

ここまで解説したように、曲が完成したら、数日間、曲を寝かせてから仕上がりを確認してみるとその曲の問題点を見つけやすくなります。

長時間の作業のあとは耳が疲れている状態です。

その状態で完成のサインを出すのではなく、一度耳をリセットしてから、曲の仕上がりを確認するようにしてみてください。

 

 

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シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

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