MacBook1台でシンセポップを作るDTMer Yuukiのブログ

DTMの始め方を3つで手順で解説【機材、知識、練習法】

2020/11/19
 
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シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

こんにちは、Yuukiです。

 

DTMを始めたいけど、どんな機材が必要なのかな?
DTMをやるにあたって知っておいた方がいい知識や作曲の練習法はあるのかな?

今回はこういった疑問に答えていきます。

 

昔の僕もDTMの機材ってよく分からなかったし、知識もほとんどありませんでした。

ですが、現在の僕のDTM歴は10年。

現役DTMerとして活動しています。

 

そんな僕が、これまでの経験をもとに「DTMの始め方」について丁寧に解説していきます。

 

DTMを始める3つの手順

DTMを始めるための手順は次の通りです。

手順1:機材を揃える

手順2:知識を学ぶ

手順3:打ち込みで音を入力

上記の3つの手順になります。

 

手順1:機材を揃える

まずは機材を揃えましょう。

 

DTMで必要な機材は次の8つです。

1. パソコン

2. DAW

3. MIDIキーボード

4. オーディオインターフェイス

5. モニタースピーカー

6. ヘッドホン

7. マイク

8. ソフト音源

沢山ありますが、順番に見ていきましょう。

僕が現在使っている機材を紹介します。

 

パソコン:MacBook Pro

僕は「MacBook Pro」を使っています。

ノート型なのでどこでもDTMできます。

どんなパソコンが良いのか悩んでる方は、とりあえずMacBook Proを選んでおけば間違いないんじゃないかなと思います。

デザインもカッコよくて、常に触っていたいと思えるのでおすすめです。

 

DAW:Studio One

パソコンで曲を作るためのソフトです。

たくさん種類がありますが、僕は「Studio One」を使っています。

最近では、国内のシェアも高く、使い方の動画やマニュアルも充実しているのでおすすめです。

 

MIDIキーボード:komplete kontrol M32

音を確認したり、打ち込みでの入力のときに使います。

最近はDAWのコントローラーも付いているので、こういった機能もあると便利です。

僕は「Komplete Kontrol M32」というMIDIキーボードを使っています。

 

オーディオインターフェイス:UR22mk2

ボーカルやギターなどの生音を録音するときや、スピーカーやヘッドホンを接続するために使います。

僕は「UR22mk2」というオーディオインターフェイスを使っています。

値段もそこまで高くなく、音質も優れているので初心者の方にもおすすめです。

現在はモデルチェンジして「UR22C」という機種になっています。

 

 

モニタースピーカー:Eris E3.5

適当なスピーカーだと、音のバランスがとりにくいため、曲のミックスをする際にはフラットな特性のモニタースピーカーが必要になります。

僕は「PreSonus Eris E3.5」というモニタースピーカーを使っています。

初心者でも導入しやすい価格帯なのでおすすめです。

 

ヘッドホン:SONY MDR-CD900ST

環境によっては、音を出しづらい場合もあると思います。

その時にあると便利なのがヘッドホンです。

あと、曲のミックス時にも、細かい音を聞き分けるために必要になります。

僕は定番の「SONY MDR-CD900ST」を使っています。

ヘッドホンもいろいろなメーカーから出ているので、迷ったら定番の物を選ぶといいと思います。

 

マイク:AT4040

ボーカルレコーディングで使用します。

マイクに関しては、1万円程度でもコンデンサーマイクが買えます。

はじめの1本はとりあえず安いものもいいかもしれません。

ですが、もし選択に迷ったら、マイクも定番の物を買いましょう。

僕は、オーディオテクニカの「AT4040」を使っています。

こちらも定番のマイクだけあって、かなりクリアな音質で録音ができるのでおすすめです。

 

ソフト音源

曲を作るには、音源が必要です。

音源というのは、ドラムやピアノ、シンセサイザーといった音のことです。

こちらに関しては「KOMPLETE」という音源が定番です。

曲作りで必要なあらゆる音源を網羅しているので、持っていると重宝すると思います。

 

…え、こんなに揃えなきゃいけないの?

「最初からこんなにそろえるのは大変、、、機材ってこんなに必要なの?」

そういう意見もあると思います。

 

実は、最初に揃えるべき最低限の機材は

パソコン、DAW、MIDIキーボードくらいでオッケーです。

 

なぜなら、DTMはパソコンとDAWがあればとりあえず始められるから。

DAWには、最初で付属する音源などもあるので、急いで買う必要はないです。

プラスαでMIDIキーボードがあれば音を確認したり、打ち込みの時に作業効率が上がるのであったほうがいいという感じです。

 

僕も普段、ちょっとしたデモの制作では、パソコン、DAW、MIDIキーボードくらいしか使ってないです。

本格的にレコーディングやミックスをするなら全て必要ですが、徐々に増やしていけばいいと思います。

なので、始めのうちは最低限、パソコン、DAW、MIDIキーボードを揃えておけばオッケーです。

 

手順2:知識を学ぶ

次に、作曲する上での最低限の知識も身につけておきましょう。

 

結論、最低限「コード」を知っておくことが重要です。

 

なぜなら、コードを組み合わせた「コード進行」が曲そのものになるから。

コード進行に合わせて、口ずさめば、それはもう立派な「楽曲」になります。

 

本屋さんに行けば、歌の本とかが売っていると思います。

それを見れば、歌詞の上に必ずコードが振ってあります。

それを順番にピアノやギターで演奏すればその曲になります。

はじめのうちは、既存曲のコード進行を参考にして、そこに自分なりにメロディを考えてみるのがおすすめです。

やり方としては、自分でピアノとかでコードを弾きながら口ずさんだりするといいと思います。

この練習を続けることで、メロディを作る感覚が徐々に掴めてくると思います。

なので、まずは最低限コードを覚えましょう。

 

 

知っておべきDTM用語

DTMには様々な用語があります。

ある程度、用語を知っておくとDTMに関する理解がより深まると思います。

 

知っておいたほうがいいDTM用語6つ

用語1:DTM

用語2:DAW

用語3:MIDI

用語4:オーディオ

用語5:トラックとチャンネル

用語6:プラグイン

上記の他にも色々ありますが、まずはこれだけは押さえておきましょう。

 

用語1:DTM

すでにご存知だと思いますが、Desk Top Musicを略した呼び方です。

「机の上の音楽」という意味ですが、パソコンを中心に机の上に乗るような機材だけで音楽を作ることを言います。

 

用語2:DAW

Digital Audio Workstationの略で通称「ダウ」です。

パソコンで、楽器や歌の録音から打ち込み、ミックス、マスタリングなど一連の制作作業ができるソフトウェアの総称です。

従来、音楽を作るには様々な機材が必要でした。

しかし、DAWの中にはその機材がほぼすべてまとまって入っています。

つまりDAWがあれば音楽制作のすべての工程を1つのソフトウェアで完結することができます。

 

用語3:MIDI

ミディ(Musical Instrument Digital Interface)は、シンセサイザーなどの電子機器の演奏情報を機器間で転送するための世界共通規格です。

DAWにデータとして演奏を録音することができます。

あくまで、データだけなので、記録されるのは音の「高さ」「長さ」「強さ」といった情報のみになります。

なので、実際に音を出すには音源が必要です。

 

用語4:オーディオ

ボーカルや楽器の演奏などの音声を「オーディオデータ」と呼んでいます。

オーディオデータはパソコンのハードディスクやSSDに記録します。

DAWを使ったDTMでは、オーディオデータやMIDIデータを同時に取り扱うことができます。

例えば、ドラムやベースはMIDIで打ち込みソフト音源で演奏させて、ギターやボーカルは録音したオーディオデータを使うといった感じです。

 

用語5:トラックとチャンネル

DAWにおけるトラックというのは、楽器などの各パートを録音するための場所のことです。

トラックには、ソフト音源用のMIDIトラック、生音用のオーディオトラックなどがあります。

チャンネルとは、トラックと似ているんですが、一般的にはミキサー画面における

各トラックのことを「チャンネル」と呼んでいます。

例えば、16トラックのオーディオデータがあるとしたら、ミキサー画面では1~16までのチャンネル(フェーダー)が並ぶということになります。

 

用語6:プラグイン

DAWの機能を拡張するためのソフトウェアのことです。

曲作りにおいて様々な効果を生み出すものなので、DTMでは極めて重要です。

プラグインの使い方次第で曲のクオリティを大きく左右するといっても過言ではありません。

DAWに付属されているものもありますが、後から追加購入することもできます。

プラグインは大きく2つあって、「ソフト音源」と「エフェクト」があります。

 

 

手順3:打ち込みで音を入力

機材が揃ったら、まずはDAWのインストールを行います。

Studio Oneなら、日本語のマニュアルも付いているので、そちらを参考にセットアップをしてみてください。

MIDIキーボードとオーディオインターフェイスの設定に関しては下記の記事も参考にしてみてください。

 

 

 

終わったら早速、音を打ち込んでみましょう。

このあたりは、打ち込み方法を解説した参考記事があるのでそちらをご覧ください。

 

おすすめの練習法も解説

打ち込みの感覚が分かっても、いきなり曲を作るのって難しいですよね。

 

そこでおすすめの練習方法は「既存曲のカバー」です。

 

なぜなら、楽譜通りに打ち込めば、理論や知識がなくてもとりあえず曲のカタチになるから。

 

体験談:僕が作曲を始めた頃の話

僕も作曲を始めたばかりの頃は、好きな曲の楽譜を見ながら打ち込みの練習をやっていました。

最初は上手く打ち込めなくて、地道な作業でかなり苦労したのを覚えています。

でも好きな曲のカバーだと、再現できた時にちょっと感動するんですよね。

そうやって練習していくうちにいろいろな楽器の編成も分かるようになりました。

結果として、自分のアレンジの引き出しを増やすこともできました。

 

なので、作曲や打ち込みの練習として「既存曲のカバー」はおすすめですよ。

 

まとめ

DTMを始めるための3つ手順を解説しました。

 

最後にもう一度まとめると、

手順1:機材を揃える

手順2:知識を学ぶ

手順3:打ち込みで音を入力

 

さらに、おすすめの練習法としては、好きな既存曲を楽譜通りに打ち込んでみるというものです。

そうすることで、様々な楽器の編成が分かるようになり、アレンジの引き出しを増やすのにも役立ちますので、ぜひ試してみてください。

 

この記事があなたがDTMを始める第一歩として役に立てば嬉しいです。

 

応援してます!

 

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シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

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