MacBook1台でシンセポップを作るDTMer Yuukiのブログ

【作曲】メロディを思いつかない時の対処法13選

 
この記事を書いている人 - WRITER -
シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

こんにちは、Yuukiです。

 

メロディやアレンジを思いつかない…
部分的にメロディはできたけど、続きが思いつかない…

こういった悩みを解決する記事です。

 

僕の作曲歴は20年ほどです。

これまでに「曲が思いつかない」という経験は山ほどしてきました。

「もう二度と曲が作れないんじゃないか…」と本気で悩んだこともあります。

 

ですが、今では自分が思い描いた曲をある程度自由に作ることができます。

 

そんな僕が、作曲でメロディを思いつかない時に試してきた対処法をご紹介します。

 

メロディを思いつかない時の対処法13選

メロディを思いつかない時の対処法をまとめてみると、以下の13個の方法があります。

 

  • コードやキーを変える
  • リズムを変える
  • 作りたい曲をイメージする
  • 好きな曲を聴く
  • 好きな曲を真似る
  • プリセットやループからインスピレーション
  • 使う音色、曲の構成、方向性をしっかり決めておく
  • 普段からメロディを作ることを意識しておく
  • 思いついたメロディ、フレーズは録音しておく
  • 気分転換をする
  • 譜割を制限する
  • 音域を制限する
  • 諦める

上記の通りで、僕が作曲を始めてから今まで実践している内容です。

1つずつみていきましょう。

 

コードやキーを変える

いつも同じキーで曲を作っていませんか?

好きなコード進行やキーがあると思うんですが、毎回同じだと似たようなメロディになりがちです。

そこで試してほしいのが、コードやキーを変えるという手法です。

 

例えば、Key=Aで曲を作ること多いなら、Key=Dで作ってみる、といった感じです。

このように、キーを変えることで同じコード進行の流れでも、かなり違った曲の雰囲気になります。

 

結果として、メロディが思いつきやすくなります。

 

リズムを変える

いつも同じようなリズムパターンで曲を作っていませんか?

 

リズムパターンとは以下のようなものです。

ドラム

ベース

バッキング(ピアノ、ギター、シンセなど)

曲のジャンルには、基本となるリズムパターンがありますが、これも毎回同じだとメロディを思いつかないことがあります。

 

基本パターンは押さえつつ、バリエーションを持たせると、メロディを思いつきやすくなります。

 

作りたい曲をイメージする

どんな曲を作りたいかイメージしていますか?

 

曲のイメージとは

暗い曲か、明るい曲か

テンポが速いか、遅いか

ロック系か、テクノ系か

ざっくりと上記のようなイメージです。

 

ある程度、イメージを固めた方がメロディは思いつきやすくなります。

 

好きな曲を聴く

好きな曲をたくさん聴いていますか?

 

「作りたい曲をイメージする」とも繋がりますが、作りたい曲の元を辿ると、おそらく「あなたが好きな曲」に行き着くと思います。

好きな曲をたくさん聴くことで、メロディの引き出しが増えていきます。

 

つまり、好きな曲をたくさん聴けば聴くほど、メロディが思いつきやすくなります。

 

好きな曲を真似る

好きな曲に似てしまうことを恐れていませんか?

 

完全なオリジナルのメロディを作りたいと思っても、多少は誰かの曲に似てしまうことはあります。

ただ、それを気にし過ぎてしまうと、曲が作れなくなってしまいます。

 

なので、メロディを思いつかない時は、思い切って好きな曲を真似て、ヒントを得るのも一つの手段です。

 

プリセットやループからインスピレーション

DAWで曲を作るなら、ソフト音源の音色やループ音源からヒント得ましょう。

 

かっこいいシンセの音色からメロディが浮かんだり、ドラムループを再生してたらメロディが浮かぶこともよくあります。

 

アレンジのネタにもそのまま使えることもあるので、積極的に活用してみましょう。

 

使う音色、曲の構成、方向性をしっかり決めておく

メロディというよりは、曲のアレンジでの話になりますが、使う音色や曲の構成も決めておきましょう。

 

曲作りというのは、メインメロディ以外にも様々なメロディで構成されています。

 

例えば、

イントロ

間奏

裏メロ、オブリガート

エンディング

上記のような各セクションで様々なメロディが存在します。

 

この辺りは、好きな曲を参考にしていろいろ分析してみてください。

 

普段からメロディを作ることを意識しておく。

曲を作る時、「よし作るぞ」とDAWを立ち上げるのもいいんですが、それではなかなかメロディができないこともあります。

 

そこでおすすめなのが、普段からメロディを考えるクセを付けておくということ。

作ろうと思ってから作るのではなく、常にメロディを頭の中で考えておきます。

 

可能であれば、鼻歌や適当な歌詞で歌ってみてください。

 

思いついたメロディ、フレーズは録音しておく

適当に歌った鼻歌が、すごく良かったとしても、時間が経つと忘れる可能性があります。

なので、思いついたメロディはiPhoneのボイスメモに録音しておきましょう。

 

録音したものは、断片的なメロディだったり、1フレーズしかないものだったり、いろいろあると思います。

 

あとからそれをモチーフにしてメロディを発展させていきます。

 

気分転換をする

DAWに長時間向かってメロディを考えても出来ない時は出来ないです。

 

人間の集中力は、せいぜい続いても45分から1時間程度です。

その時間頑張ってもメロディを思いつかない時は、気分転換をしてみましょう。

 

おすすめの気分転換の方法

ストレッチや筋トレ

日光を浴びる

散歩

食事

上記のように曲作りとは関係ないことをして、一旦作業から離れてみます。

 

特に、散歩をしたり日光を浴びたりすると、集中力も回復すると言われています。

気分転換をすれば、必ずメロディを思いつくとは限りませんが、集中力を取り戻すことはできます。

 

なので、行き詰まった時は気分転換をするのもおすすめです。

 

譜割を制限する

ある程度、譜割を制限してみるとメロディを思いつくことがあります。

 

譜割とは、各小節にどのようなタイミングで音符を配置するかを決める間隔のことです。

 

譜割を制限することで、メロディの自由度は減りますが、ある程度絞っておくとメロディを思いつきやすくなります。

 

音域を制限する

譜割と同様、音域を制限するのもメロディが思いつきやすくなります。

 

例えば、

サビは4〜5音までしか使わない

1オクターブ以内の音域で作る

上記のような制限を決めてみると良いと思います。

 

諦める

どうしても思いつかない時は、諦めも肝心です。

 

現実として、いくら頑張っても、メロディが思いつかない、曲が作れないことはあります。

僕も1曲を完成させるために、その裏では数十曲のボツ作品を作っています。

 

まったく作れないということはなくても、やはり調子が悪い時もあります。

そんな時は、ご紹介したように、気分転換をしたり、一旦諦めて時間を置くのも1つの方法です。

 

時間を置くことで、ふとメロディが浮かんでくることもあります。

 

その他、僕がやっている曲作りの手法

ここまで、メロディが思いつかない時の対処法を13個ご紹介してきました。

 

最後に、僕が曲作りで行き詰まった時によくやっている手法を2つだけご紹介します。

別の曲と合体させる

既存曲の続編を作る

 

別の曲と合体させる

Aメロやサビは出来たけど、いい感じのBメロが出来ないということがあります。

このように、特定のメロディだけうまく仕上がらないケースもよくあります。

 

ここで役に立つのが、過去に作った未完成の曲です。

以前作ったけど、その時はイマイチだと思った曲のBメロを今回の曲と合体させます。
すると意外にも、しっくりとハマることがあるのです。

もちろん、そのままくっつけるとキーが違う場合もあるので調整は必要です。

 

過去のボツ作品も別の曲で活かせることもあるので、削除せずに取っておくといいと思います。

どこで日の目をみるか分かりませんから。

 

既存曲の続編を作る

次に僕がよくやっている曲作りの手法は、過去に作った曲の続編の制作です

 

例えば、

・恋愛の曲で片思いというテーマの曲があるなら、その続編として2人が付き合い始めたストーリーを書いてみる。

・人生のどん底で頑張るというテーマの曲があるなら、その続編としてどん底を乗り越えて成功したストーリーを書いてみる。

 

続編なので、曲のコード進行や雰囲気などは踏襲しつつ、違うアプローチを考えるのです。

 

このやり方は、いちから曲を考えるわけではなく、方向性もある程度できているのでアイデアに悩んだ時はおすすめです。

 

僕はこのやり方で、コード進行はほぼ同じで違う曲を作ることもあります。

1曲で書ききれなかったストーリーを続編で書いたりというのも面白いアイデアです。

 

ただ、同じコード進行だとやっぱり曲が似てしまいます。

それを避けるためにちょっとした技があります。

 

それは、1曲目をマイナー(暗めの曲)、続編はメジャー(明るめの曲)というふうに分けるのです。

例えば、1曲目は失敗や挫折という暗いテーマなら、続編は立ち上がり成功するという明るい方向に持っていきます。

 

こうすることで、あなたの作品は自然と明るい曲と暗い曲がレパートリーに入ります。

 

まとめ

今回は、作曲でメロディを思いつかない時の対処法13選をご紹介しました。

 

もう一度まとめると、

  • コードやキーを変える
  • リズムを変える
  • 作りたい曲をイメージする
  • 好きな曲を聴く
  • 好きな曲を真似る
  • プリセットやループからインスピレーション
  • 使う音色、曲の構成、方向性をしっかり決めておく
  • 普段からメロディを作ることを意識しておく
  • 思いついたメロディ、フレーズは録音しておく
  • 気分転換をする
  • 譜割を制限する
  • 音域を制限する
  • 諦める

 

メロディを思いつかない時や、曲作りに行き詰まった時には参考にしてみてください。

 

もしあなたが、メロディ以外にもアレンジなどの曲作りの手法を知りたいと思ったなら、そのやり方を解説した無料の動画講座をプレゼントしています。こちらもぜひ受け取ってみてください!→無料の動画講座を受け取る

 

この記事を書いている人 - WRITER -
シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© Yuuki Dimension Studio , 2020 All Rights Reserved.