【DTM】しょぼい音をカッコ良くする方法【ポイントは3つある】
こんにちは、Yuukiです。
いろんなパートを重ねてみても、ごちゃごちゃするだけだし…
しょぼい音をカッコよくする方法を知りたい。
こういった悩みを解決する記事です。
僕のDTM歴は10年ほど。
これまで、打ち込みからミックスまですべてを自分でこなし、数多くの楽曲を制作してきました。
ですが、最初から上手く曲作りが出来たわけではありません。
昔の僕も、作った曲の音がしょぼいことで悩んでいました。
そんな僕が、音がしょぼい理由を色々と分析して、今ではどうすればしょぼい音をカッコ良くできるのか、その改善方法もわかるようになりました。
今回は、DTMでしょぼい音をカッコ良くする方法を解説します。
しょぼい音をカッコ良くする方法
なぜDTMで作った音がしょぼく聴こえるのか、理由は以下の3つが考えられます。
- 打ち込み
- 音源
- ミックス
おそらく、上記の3つに問題があると音がしょぼく聴こえるのではないでしょうか。
つまり、この3つの要素を改善すれば、しょぼい音がカッコ良くなるという訳です。
1つずつ改善方法をみていきましょう。
打ち込み
打ち込み方によって、音がしょぼくなるか、カッコ良くなるかが大きく変わります。
簡単に言えば、下手な打ち込みだと音がしょぼくなるということです。
打ち込みで重要なのは、
ゲートタイム(音の長さ)
オートメーション(音程の変化)
上記の3つです。
なぜなら、これらの要素を変化させることで、演奏データに様々な表情をつけることができるから。
つまり、生きた演奏になるので、より音楽らしさが増してきます。
DTM初心者にありがちなのが、これらの要素にまったく変化がなく、ベタで打ち込んでしまっているということ。
ベタで打ち込むとどうなるかというと、機械的で面白味がない演奏データになってしまいます。
なので、音がしょぼいと感じているなら、打ち込みデータにちゃんと表情があるか見直してみましょう。
音源
音源によっても、音がしょぼくなるか、カッコ良くなるかが大きく変わります。
よく言われるのが、DAW純正の音源だと音がしょぼい、ということ。
ただ、僕は必ずしもそうではないと思っていて、DAW純正の音源でも使える音源はあります。
音源で重要なのは、
楽曲のアレンジにあった音色
この2つです。
音色のクオリティが高いのはもちろんですが、見落としがちなのが、その音色が楽曲のアレンジに合っているか、ということ。
いくら音色のクオリティが高くても、楽曲の中で使い物にならなければ意味がないです。
最近は、DAW純正の音源でも音のクオリティはかなり高いです。
上手く打ち込めば、そこそこリアルなギターサウンドが作れます。
同じくStudio One純正の「Mai Tai」というシンセ音源は、プリセット数はそこまで多くありませんが、楽曲のアレンジにハマれば使える音も十分あります。
要は、DAW純正の音源だろうが、サードパーティー製の音源だろうが楽曲に合った音色を選んであげれば、しょぼい音にはならない、ということです。
なので、音源のクオリティも大事ですが、作った楽曲のアレンジに対して音色選びは適切にできているか、見直してみましょう。
ミックス
上記で説明した、
クオリティが高く、かつ適切な音色選び
この2つがちゃんとできていれば、そこまでしょぼい音にはならないはずです。
ただ、最終工程である「ミックス」が上手くできてないと、プロの楽曲などと比べた時に、しょぼい音に感じるかと思います。
断言できますが、曲の完成度はミックスで決まります。
ミックスは奥が深く、セオリーはあるものの、これといって正解がある訳でもありません。
要は、楽曲がカッコ良く仕上がればオッケーという部分もあります。
基本的な処理としては、
空間系エフェクトで奥行きと広がりを作る
マキシマイザーで音圧を上げる
こういった作業をして楽曲を完成させていきます。
サラッと書きましたが、最初は相当難しいと思います。
ミックスに関しては、下記の記事がおすすめです。こちらもぜひ読んでみてください。
ミックスが上手くできれば、しょぼい音は確実にカッコ良い音になるはずです。
その他、しょぼい音をカッコ良くするには
さらに、プラスαでしょぼい音の改善策を書いておきます。
それが下記の2つ
最小限の音でより良く聴かせる
ループ音源やサンプル音源を活用する
自分の音がしょぼいと感じるなら、ループ音源やサンプル音源を使うのもおすすめです。
「オーディオデータ」や「MIDIデータ」などで始めからDAWにいくつか付属しています。
こういった素材は、プロが演奏したり打ち込んだりしたものなので、どれも基本的にクオリティが高いです。
使い方としては、
・Aメロのバッキングに、ピアノのサンプル音源を重ねてみる
こういった感じで、自分で打ち込んだトラックにプラスαで取り入れてみると、簡単にカッコ良いサウンドが作れます。
なので、自分の力で全て打ち込むのも、もちろん良いと思いますが、ループやサンプルを活用するのも1つの手段です。
最小限の音でより良く聴かせる
DTM初心者にありがちなのが、しょぼい音だからといって、いくつもパートを重ねるということ。
音数は多ければ良いというのもではないです。
例えば、
・パッドに厚みが欲しいから、さらにもう1つパッドを重ねる
・凝ったアレンジにしようとして、いろんな音色のシーケンスを使う
これらは、アレンジのテクニックとして上手く使えばカッコ良いんですが、やり過ぎは禁物です。
■ピアノのバッキングが物足りない、パッドに厚みが欲しい
これに関しては、
音色、音作りで解決できないか?
上記を見直せば、解決するケースが多いです。
■いろんな音色のシーケンスを使う
これも、いろんな音色を無駄に使わなくても、打ち込み方を変えるだけでバリエーションを増やせます。
ゲートタイムを変える
これだけでも、音色の雰囲気が変わるので、試してみる価値はあります。
いくつもパートを重ねてトラック数が多いと、一見すごいアレンジのようにみえます。
たしかに、パートやトラック数が多い方が、凝ったアレンジを作れるのも事実ではあります。
ですが、重要なのは、
ということです。
その部分がしっかり出来ていれば、無駄にパートや音色を重ねる必要はないです。
なので、パートや音色をたくさん使っているのに、パッとしないという場合は、その音は本当に必要か一度疑ってみましょう。
意外と「無くてもいい音」というのが見つかるかもしれません。
そして、本質的なパートや音色にフォーカスして、打ち込みや音作りをしてみてください。
最小限の音でより良く聴かせることができれば、しょぼい音は確実にカッコ良い音になります。
まとめ
今回は、DTMでしょぼい音カッコ良くする方法を解説しました。
もう一度まとめると、
DTMで作った音がしょぼく聴こえる理由
- 打ち込み
- 音源
- ミックス
上記の3つに問題があると音がしょぼく聴こえる、これが僕の主張です。
この3つの要素を改善すれば、しょぼい音はカッコ良くなるはずです。
もしあなたが、DTMで作った曲がしょぼい音だと感じているなら、ぜひ参考にしてみてください。
DTMで曲を作る方法をまとめた無料の動画講座もプレゼントしています。こちらもぜひ受け取ってみてください!→無料の動画講座を受け取る