作曲が上達するために忘れてはいけないたった1つのこと
こんにちは、シンガーソングライターのYuukiです。
曲を作る上で、知識というのはある程度持っていた方が有利なのは間違いありません。
作曲の場合、コードを3個知っているのと、コードを10個知っているのでは、当然10個知っている方がより表現力の高い曲が作れます。
DTMにおいては、作曲ソフトやプラグインの使い方を知っていた方がクオリティが高い曲が作れます。
このような作曲やDTMの知識はたくさん持っているに越したことはありません。
ですが、それよりもっと大事なことがあります。
今回は、作曲が上達する為に忘れてはいけない重要なことについてお話しします。
作曲で大事なのは実践すること
楽器の教則本をたくさん読んで知識だけ増やしても、練習をしなければ楽器がうまくなることはありません。
歌が上手くなる本をたくさん読んでも、練習しなければ歌がうまくなることはありません。
音楽理論をたくさん知っていても、曲作りを実践しなければ作曲はうまくなりません。
知識はどれだけ集めても、知らないことなんてあとからいくらでも出てきます。
コードの場合だと、メジャーとマイナーをすべてを覚えたとしても、次はセブンス、サスフォー、ディミニッシュ、、、と他にも色々と種類が出てくるわけです。
すべてのコードを覚える事を目標にするより、今知っているコードで曲を作り上げる方が価値があります。
例えば、音楽理論はあまり知らないけど10曲作った人と、音楽理論をめちゃめちゃ知っていて1曲も作ったことがない人、ミュージシャンとして、どちらが評価が高いでしょうか?
もちろん10曲作った人ですよね。
たとえ、その10曲が出来が悪かったとしても、1曲も作らないよりはずっとマシです。
どれだけたくさんの知識を持っていても、それを実践しなければ意味がありません。
僕は、音楽を始めたばかりの頃、最低限の知識だけで作曲を始めました。
しかも、独学で始めたのでその知識が合ってるか間違ってるかは分かりませんでした。
楽器も弾けないし、学校の音楽の成績が良かったわけでもない。
あったのは、ただ曲を作ってみたいという思いだけです。
そんな僕でも、今では自分がイメージした曲を作ることができるし、知識や経験を語ることもできるようになりました。
それができるようになったのは、作曲を勉強するだけではなく繰り返し「実践」してきたからに他なりません。
これはスポーツの場合でも同じです。
野球の解説書だけ読んで野球がうまくなるなんてことは絶対にありえないです。
野球がうまくなるには、やり方を学んだ上で「練習」が必要なのです。
僕の知人の話ですが、彼も僕と同じように音楽活動をしていました。
自分のバンドの曲を作っていたんですが、最初の1曲を作ってきて僕は彼の曲を聴いた時、「いい曲だな、センスあるなぁ」と感じていました。
コード進行やアレンジはまだまだと思いながら、僕はアレンジをフォローしました。
しかし、それ以降、彼の曲を聴くことはありませんでした。
理由は分かりませんが、彼は曲を作ることをやめてしまったのです。
知識や経験は浅かったかもしれません。ですが、実践、行動することさえ続けていれば、必ず素晴らしい曲を作れるようになると思っていました。とても残念です。
曲作りを充実させるためには大量のインプットも必要
「実践や行動が大事」と言っても、音楽活動や曲作りを充実させるためには大量の知識をインプットする必要もあります。
音楽理論を理解すること、、、
いろんなジャンルの音楽を聴くこと、、、
パソコンや作曲ソフトの使い方を勉強すること、、、
でも、ようはバランスの問題です。実践しながら徐々にインプットを増やしていけばいいのです。
たとえコードを3つしか知らなくても、とにかく曲を作ってみる。
たまたま、弾いた知らないコードの響きがメロディにマッチしたとすれば、その時そのコードについて調べればいいだけの話です。
その積み重ねで、あなたが使えるコードやコード進行のバリエーションも必ず増えていきます。
そうすれば、徐々に出来ることの幅が広がっていきます。
まとめ
このように、作曲が上達するための唯一の方法は実践することです。
もちろん理論を勉強することは大切です。しかし、理論や知識だけを知っていても曲は作れません。
たとえ不完全な知識でも「メロディを作る」という行動でしか作曲がうまくなる道はありません。
その上で、必要な知識を少しずつ学んでいけばいいのです。
あなたの作曲活動を応援しています。