作曲初心者がいきなりDAWを導入してはいけない
こんにちは、シンガーソングライターのYuukiです。
あなたは、作曲するためにはDAWが必須だと思っていませんか?
DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)とは、
パソコンで作曲、編曲、ミキシングをするためのソフトのことです。
たしかに、これらの作業がすべて、PCだけでできてしまうのでとても便利ですよね。
僕も、初めてDAWで曲を作った時、あまりの便利さに衝撃を受けたことを覚えています。
例えば、トラック数が無制限で使えたり、様々なエフェクトを何重にも重ねたり、ボーカルのピッチ補正も自由自在です。
それまでとは段違いに曲のクオリティが上がりました。
ですが、それにはDAWを導入したこと以外にもある理由がありました。それは、、、
すでに作曲や編曲の知識やテクニックをちゃんと身につけていたからです。
今でこそ、僕もDAWの恩恵を受けながら作曲活動をしています。
ですが、知識や曲を作った経験がない状態でDAWを導入しても宝の持ち腐れです。
そこで今回は、作曲初心者が最初に揃えるべきものやDAWを導入する際の心構え、導入するタイミングについて解説していきます。
DAWは曲作りのためのツールに過ぎない
もしあなたが作曲初心者で、今現在まだまともに曲が作れていないなら、
あなたがDAWを使っていきなり曲ができることはありません。
なぜなら、DAWは曲作りのためのツールに過ぎないからです。
あなたがこれまで身につけてきた作曲の知識やテクニックを形にするための道具なのです。
ですから、勝手にメロディやアレンジが出来上がる訳ではありません。
周辺機器やソフト音源にお金がかかる
DAWを使うためには、パソコン以外にもMIDIキーボードやオーディオインターフェース、モニタースピーカーなどの周辺機器も必要です。
DAWソフト自体はフリー(無料)の物があっても、楽器の音を出すためのソフト音源も揃えたりすると意外と高額になったりします。
作曲初心者が最初に揃えるべきもの
もちろん、DAWや周辺機器、ソフト音源などをきっちり揃えて作曲を始めるのが悪いわけではありません。
実際、僕の周りの音楽仲間もDAWや高額なシンセサイザーなどをいきなり購入し、作曲を始めた人もいました。
ですが、作曲の基本的な部分をすっ飛ばしてこれらを導入した彼らは、結局途中で挫折してしました。
僕の経験から言うと、まずコードを勉強するための電子キーボードがあれば十分です。
価格も2〜3万円程度です。
あとは、録音用にスマホとかに付いてるボイスレコーダーと、
コードを確認するためのコード表、コード進行をメモできるように五線譜があれば良いでしょう。
コード表は、「ゲッカヨ」という歌本がオススメです。
コード表はおまけみたいな感じですが、最新曲やヒット曲の楽譜も付いているので、
作曲時に参考になると思います。
まずはメロディやコード進行を作れるようになる
まず必要なのは、高額なDAWや機材ではありません。
すべての曲はコードからできています。
したがって、作曲をやるにはコードを覚える事とコード進行を作れるようになる事が重要なのです。
そして、これらをある程度マスターしアレンジも含め、作品として曲を完成させたいと思った時に初めて、DAWの恩恵を受けることができます。
その時が、DAWを導入するタイミングになります。
まとめ
DAWは曲作りをする上では便利なツールです
しかし、作曲の知識や経験がほとんど無い初心者にとって必須という訳ではありません。
導入には、ソフトや機材にかかるお金や操作を覚えるための時間も必要です。
いずれは必要になる日が来るでしょう。ですが、あなたが作曲初心者であればまだ必要ありません。
作曲をするには、電子キーボードとボイスレコーダー、コード表があれば
十分コードを覚えたり、メロディを録音したりすることが可能です。
まずは、これらを使って作曲活動を始めてみてください。