曲のミックスがうまくいかない!ありがちな失敗事例3選

   

こんにちは、シンガーソングライターのYuukiです。

完成した曲を最終的に聴きやすいバランスに整えていく作業を「ミックス」と言います。

あなたもDAWで曲作りをしているなら、ご存知だと思います。

普段、僕たちが聴いているCDやダウンロードした音源には、例外なくミックスが行われています。

 

何の違和感もなく音楽を聴けるのは、このミックスがちゃんとされているからです。

 

逆に、ミックスがうまくできていない曲は音のバランスが悪く、聴いていて不快に感じることもあります。

僕はこれまで何曲もミックスをしてきましたが、同時に多くの失敗も経験してきました。

 

今回は、その経験をもとに、どんなミックスだとバランスが悪く不快に感じるのか、その失敗例を見ていきたいと思います。

 

 

ボーカルがオケに埋もれている

バランスが悪いミックスとはどういうものなのか?

歌ものの場合、一番聴いてもらうべきところは、やはり「歌」です。

歌ものにおいて、肝心の歌が聴き取りにくいというのは、ミックスとしてはバランスが悪いと言えます。

イメージとしては、オケの方が前に出ていて、歌は遠くで鳴っている感じです。

 

僕が以前、バラードの楽曲を作った時の話です。

バラードの場合でも、ボーカルがしっかり前に出ていなければいけません。

歌詞がしっかり聴き取れるのが理想です。

 

僕がその時作ったミックスでは、ボーカルよりも全体のオケが前面に出ていて、歌が引っ込んだ感じになっていました。

しかし、僕はその仕上がりを聴いても、歌が引っ込んでいるとは思っていなかったのです。

それに気付かされたのは、当時通っていたボイトレの先生に音源を聴いてもらった時のことでした。

「ボーカルをもっと前に出した方がいいね」

そう指摘をされて、ハッとしました。

僕はしばらく考えてその原因が分かりました。

当時、ミックスをしていた時に参考にしていたCDがボーカルが引っ込み気味の音源だったのです。

 

その音源のミックスがダメだったという訳ではありません。

ただ、バラードのミックスには合わなかったということです。

このように、手本を間違えるとミックスは失敗します。

そして、歌もののミックスでは、ボーカルがしっかり聴こえるバランスが正解です。

少しボーカルが大きいかな?くらいでちょうどいいです。

 

 

ドラムや上モノ(ギター、ピアノ)が大きすぎる

これは、ボーカルが埋もれるということに関連しているかもしれませんが、ドラムや上モノのギターやピアノが大きすぎるのもバランスが悪いミックスと言えます。

 

何度も言うように、歌ものの曲は歌が主役です。

ギターやピアノ、ドラムがボーカルより前に出てきてはいけません。

ボーカルの後ろで伴奏を支えるのが、これらの役目です。

しかし、ミックスをするのが楽器のプレイヤーだったりすると、どうしても自分のパートを目立たせたいと思うものです。

ギタリストなら、ギターが目立つように。

ベーシストなら、ベースが目立つように。

キーボーディストなら、キーボードやシンセが目立つように。

 

ですが、楽曲のミックスで最も重視するべきなのは、トータルバランスです。

それなのに、ギターだけがやたら前に出て目立つ状態はバランスが良いミックスとはいえません。

ボーカル以外のパートが耳に付くな、と感じた場合は、そのパートが前に出過ぎているサインです。

ただし、例外もあります。

歌がない部分のイントロや間奏などは、楽器が主役になります。

ギターやキーボードのソロ、シンセのリフなどがあれば、それらを目立たせる必要があるでしょう。

 

 

音圧が低い、音が割れている

これは主に、ミックス後の「マスタリング」という工程で発覚するケースが多い例です。

 

CDなどで聴く最近の曲は、昔の曲と比べて音圧が高い(音が大きい)です。

20年くらい前のCDと今のCDを比べると明らかに音量が違います。

音が大きければいいというわけではありませんが、やはりある程度の音圧は稼いでおきたいところです。

 

そこで、マスタリングという工程では、音圧を上げる「マキシマイザー」というエフェクトを使います。

これにより、音量をグッと底上げしてくれるのです。

イメージすると裸足の状態から、厚底ブーツを履いて身長が一気に10センチほど高くなる感じです。

 

しかし、マキシマイザーを使っても思ったほど音圧が上がらないということもあります。

 

僕が以前、ミックスを終えて、マスタリング作業をしていた時のことです。

この時、マキシマイザーで音圧を上げようとしても、欲しい音量まで上げようとすると、音が割れてしまって思うように音圧が上がらなかったのです。

プロの曲と比べると音圧が全然足りない、でもこれ以上は音が割れてしまう、、、

どうすれば音圧が上がるんだろう、、、

 

この音圧が上がらないという問題は、実はマスタリングの作業ではなく、その前のミックスに原因があります。

 

正しくミックスされていない音源は、音圧が上がらないのです。

ミックスは、1つ1つの音を整えていく作業です。

それぞれのパートや音が飛び出ていたりする部分を、なるべく平らな状態にしていきます。(これは、コンプレッサーというエフェクトを使います。)

しかし、その飛び出た部分をしっかり処理していないとマスタリングで音圧を上げるとき、その飛び出た部分が先にピークに達してしまいます。

 

結果、音圧がうまく上がらない、音圧を上げようとすると音が割れてしまう、というわけです。

 

当時、音圧が上がらなかった僕の音源も、やはり音がしっかり処理できていませんでした。

音圧がうまく上がらないときは、そのミックスは見直す必要があるというサインかもしれません。

 

 

まとめ

ここまで、僕の経験をもとにミックスの失敗例をご紹介してきました。

普通に心地いい音で音楽を聴いてもらうために、ミックスは重要な作業です。

ミックスがうまくできていないと、曲を聴いていて不快に感じることもあります。

今回紹介した失敗例をまとめると、

  • ボーカルがオケに埋もれている
  • ドラムや上モノ(ギターやピアノ)が大きすぎる
  • 音圧が低い、音が割れている

ということでした。

逆に、これらを解消すれば、ミックスはほぼ成功と言えるでしょう。

 

あなたの曲は、これらの失敗例に当てはまっていませんか?

もしミックスがうまくいかないと感じているなら、一度チェックしてみましょう。

 

 

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