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型にハメれば簡単!テクノポップの作り方

2022/02/15
 
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シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

こんにちは、シンガーソングライターのYuukiです。

DTMでテクノポップを作りたいと思っても、リズム隊やバッキングの作り方に悩むことはありませんか?

  • ドラムやベースはどんなパターンにすればいいのか分からない。
  • 上モノ(コード楽器系)はどんな音色やフレーズにすればいいのか分からない。

僕も昔はそうでした。

もともとテクノ系の楽曲が好きだったので、作曲を始めたばかりの頃もテクノ系のアレンジをやってみたいと思っていました。

しかし、好きな曲を参考にして、いざ作ろうとしても、どんなパターンやフレーズで曲が構成されているのか音を聞き分けるのは難しく、初めのうちはとても苦労していました。

ですが、少しずつ経験を重ね、テクノアレンジを分析してみると、「型」というか、ある程度パターンが決まっていることに気づきました。

この型を応用することで、今ではアレンジで悩むことも少なくなりました。

今回は、僕が考えたアレンジの「型」を使ったテクノポップの作り方をご紹介します。

ソフト音源はStudio One純正ドラムマシン「Impact」とNative Instruments社のシンセ音源「Massive」を使用します。

動画でも解説していますので、合わせてご覧いただくとより理解が深まるかと思います。

テクノポップを構成する3つの要素

テクノポップのアレンジを作るためには、次の3つの要素が必要です。

1.ドラム

2.ベース

3.シンセ

この3つの要素を組み合わせてアレンジを作っていきます。

それでは、これらを使ったアレンジの型を作っていきましょう!

1.ドラム

1つ目がドラムです。まぁ、テクノに限らずどんなジャンルでもドラムが基本です。

ここでは、ドラムパターンと音色選びが重要になります。

テクノのドラムの基本パターンは「4つ打ち」です。

4つ打ちとは、バスドラムを「ドン、ドン、ドン、ドン」と1小節に4回鳴らすパターンのことです。

ここにハイハットを裏打ちで重ねます。

すると「ドン、チッ、ドン、チッ、ドン、チッ、ドン、チッ」となります。

次に音色はリズムマシン系の音を選びます。

リズムマシンとは、電子音のような機械的な音を出せるドラムのことです。

先ほどのフレーズを鳴らすとこんな感じになります。

ドラムの打ち込みについては、「テクノアレンジで使える!ドラムの基本パターンと打ち込みテクニック」という記事でも詳しく解説しています。

こちらもぜひ読んでおいてください。

2.ベース

ベースも基本パターンがあります。

それが「8分音符のオクターブ」です。

これは、ルート音を8分音符で上下させる奏法のことです。

音色は、基本的にはシンセベースを選びます。

中でも、「Analog Bass」はテクノと相性がいいです。

ですが、エレキやアコースティック系の音色でも、曲にマッチしていれば、それはそれでアリです。

こんな感じなればオッケーです。

先ほどのドラムと合わせて、このパターンはテクノアレンジの基本中の基本です。

もちろん、他のジャンルのアレンジにも応用できるので必ず覚えておいてください。

ベースについては、「曲のクオリティを左右する!テクノポップのベース基本パターンと打ち込みテクニック」という記事でも詳しく解説しています。

こちらもぜひ読んでおいてください。

3.シンセ

リズム隊が決まったら、シンセで「テクノ感」を出していきます。

シンセのフレーズは主に次の3つを使います。

1.コード感を出すためのシンセパッド

2.リズム感を出すためのシンセバッキング

3.ポップ感を出すためのシーケンスフレーズ

それでは、1つずつ作っていきましょう。

シンセパッド

フワッとした雰囲気の音色で、曲の隙間を埋める役割があります。

音色のタイプは「SynthPad」から選びます。

フレーズは全音符や2分音符でコード弾きします。

あまり目立たせる必要はなく、後ろでさり気なく鳴ってるくらいでいいです。

こんな感じになればオッケーです。

シンセバッキング

割と派手目の音色で2〜3和音のコードで鳴らします。

音色のタイプは「Synth Lead」を選びます。

こんな感じの音色です。

シンセバッキングについては、「テクノポップで必須!シンセバッキングの作り方」という記事でも詳しく解説しています。こちらもぜひ読んでおいてください。

シーケンスフレーズ

明るめの音色で、高めの音域で鳴らします。

こちらもタイプは「Synth Lead」を選びます。

発音時間が短く、かつ少し余韻が残る音色がいいです。

ディレイをかけるとなお良しです。

こんな感じになればオッケーです。

シーケンスフレーズについては、「テクノ、J-POPアレンジに絶対使える!シーケンスフレーズの作り方」という記事でも詳しく解説しています。こちらもぜひ読んでおいてください。

このシンセ3フレーズを組み合わせると、簡単にテクノ感を演出できます。

そして、ドラム、ベース、シンセを同時に鳴らした完成系はこんな感じになります。

どうですか?カッコ良くないですか?

まとめ

ここまで紹介したように、テクノポップのアレンジの3要素、ドラム、ベース、シンセ、それぞれのフレーズを組み合わせることで簡単にテクノアレンジを作ることができます。

まずは、ここで紹介したアレンジ3要素の型を使って基本を身につけましょう。

あとは、それぞれのパート(Aメロ、Bメロ、サビ)でフレーズを足したり、引いたりするとメリハリを付けることもできます。

ぜひ、あなたの作品でも試してみてください!

さらに詳しく作曲やアレンジについて知りたい方は無料の動画講座もありますので、ぜひご覧ください!

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シンガーソングライター/DTM専門家。 90年代J-POPのようなキャッチーなメロディ作りとテクノアレンジが得意。 影響を受けたアーティストはTWO-MIX。

Comment

  1. Yoolli より:

    これらのサンプルが気に入りました。https://gumroad.com/technorush

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