曲や歌の魅力を最大限に引き出すKey(キー)の重要性について
こんにちは、シンガーソングライターのYuukiです。
あなたも僕と同じように、シンガーソングライターとして活動しているなら、曲の「Key(キー)」で悩むことはありませんか?
オリジナル曲を作るとき、自分に最適なキーを知っておくことは重要なことです。
なぜなら、最適なキーで歌うことでその曲やあなたの歌の魅力が引き立つからです。
しかし、自分に最適なキーで曲作りが出来ていないことは多いです。
僕も以前は、自分に合ったキーを知らずに曲を作って歌っていました。
そのことに気づいたのは、ボイストレーニングに通い始めて先生に指摘されたのがきっかけでした。
今回は、オリジナル曲を作るときのキー設定の重要性について解説します。
Key(キー)とは?
まず、曲には「Key(キー)」があります。
キーとは、「調」のことです。
明るい雰囲気の調は「長調」
暗い雰囲気の曲は「短調」
といいます。
ですが、今回説明するキーとは、音域の高い低いのキーについてです。
細かい説明をすると長くなるので、今回は割愛しますが、カラオケに行ったときにリモコンについてる「♯」や「♭」をイメージしてください。
あの「♯」や「♭」のスイッチを押すと音が全体的に高くなったり、低くなったりします。
あれがまさに、キー(調)が変化しているということです。
つまり、「ドレミファソラシ」の音階が上がったり、下がったりしているというわけです。
自分の最適なキーを知る
オリジナル曲を自分で歌う場合、自分の最適なキーを知った上で曲を作る必要あります。
つまり、高い音はどの辺まで出せるとか、低い音はどの辺まで出せるとか、そういったことです。
では、自分の最適なキーはどうやって調べればいいでしょうか。
簡単な方法は、あなたがカラオケで歌う1番歌いやすい曲の音域を調べることです。
この時、サビの高い部分は少し無理しないと出ない、という曲は避けた方がいいでしょう。
他人が聴いて心地いいと感じる曲があなたの最適なキーであることが多いです。
ちなみに、カラオケで歌う時、必ず原曲のキーで歌う必要はありません。
原曲キーというのは、そのアーティストや歌手に合わせたキーになっています。
そのキーがあなたに合っていればいいですが、必ずしもそうとは限りません。
もしキーが合わない場合は、あなたの音域に合うように調整が必要です。
原曲キーにこだわらず、あなたに最適なキーを探しましょう。
キーは高すぎても低すぎてもいけない
キーが高すぎると苦しそうな感じや無理して歌っている感じになってしまいます。
歌っている本人は気づきにくいですが、これは聴いてる側からするととても不快です。
しかし、歌っている側からすれば気持ちよく歌えていると思いがちです。
逆に、キーが低すぎるのも問題です。
キーが高すぎるのが良くないからといって、あまりにマージンを取りすぎてキーを低くすると、それはそれで曲や歌の印象が悪くなります。
最適なキーを決めるのは本当に難しいもので、僕も何度も失敗しています。
曲によっては、サビはものすごく高い音域を使うけど、Aメロは比較的低い音域だったりします。
このような曲は、サビに音域を合わせるとAメロが低くなりすぎたりするので、このバランスが難しいです。
何度も歌ったり、録音して聴いてみたり試行錯誤が必要です。
以前、あるコンテストにオリジナル曲を応募したときの話です。
そのコンテストでは、自分の楽曲に対してプロからの評価をもらえるというものでした。
そこで言われたのが、「1つか2つ、キーを上げた方が声の抜けが良くなって楽曲全体の印象も良くなる」というものでした。
僕は、キーが高いと聴き苦しくなるというリスクを恐れて、必要以上にキーを低くしてしまっていたのです。
高すぎても低すぎてもキー設定は失敗するということを身をもって思い知ったのでした。
まとめ
このように、曲作りにおけるキー設定はとても重要です。
高すぎるキーだと、苦しそう、無理して歌っているという印象を与えてしまいます。
逆に、キー低くしすぎても声の抜けが悪くなり、曲の印象が悪くなってしまいます。
ですが、ベストなキーが設定できるだけで、その曲の魅力は何倍にも高めることもできます。
あなたも、曲を作るときは、自分(歌い手)に合ったキーになっているか意識してみてください。